僕たち夫婦の「R+house」での家づくりについて書きます。
家づくりを時系列に沿って各ステップ毎に紹介していきます。
今回は「④建築家打合せ(2回目)プラン提示」編です。
(クリックで各ステップの記事に飛べます)
- ④建築家打合せ(2回目)プラン提示 ★今回のテーマです
- ⑤夫婦会議(プラン赤ペンチェック)
- ⑥建築家打合せ(3回目)プラン最終確定
- ⑦インテリアコーディネーター打合せ
- ⑧着工前最終確認
- ⑨ガーデン打合せ
- ⑩地鎮祭、地盤調査
- ⑪ローン本申込、着工
【R+houseで家を建ててみた感想】④建築家打合せ(2回目)プラン提示
前回、担当建築家 田島芳竹先生との初回ヒアリングを経て、ついにこの時がやってきました。
プラン提示です。
建築家2回目の打合せでは「図面」、そして「建築模型」を使って建築家の先生にプランを提案いただきます。
R+houseで家を建てる場合、建築家に設計してもらうので、もちろんその分「設計費」がかかってきます。
そのため、このプラン提示は結構緊張しました。
簡単に言えば「お金払ったのに、イマイチなプランだったらどうしよう」という不安です。
先生には大変失礼になるのですが、少なからずそのような不安はありました。
さて、結果は・・・。
【ついにプラン提示】いきなり模型が登場
早速登場しました。「建築模型」です。
箱を開けて、ご対面です・・・!
こんな感じでした!
R+houseらしい、スタイリッシュでシンプルな外観でおしゃれではないですか!
そして、この模型は屋根が空くようになっています。
とても細かく作ってあり、この模型を見れば本当にイメージが湧きやすい!
この模型を見ながら、田島先生からの提案を聞いていきます。
お家のコンセプトが決定しました
まず、お家のコンセプトについて先生の口から説明がありました。
コンセプト「♮」
家族みんなが、創造的に生活を楽しめるお家
それは、音がリズムに合わせ変化するように
♭ ♯
時には、家族みんなで、ゆっくり振り返られるお家
それは、変化した音が元に戻るように
♮
僕ら家族の「ライフスタイル」や「お家への思い」を汲み取った上で、田島先生が考えてくれました。
夫婦ともに音楽が好きなので、音楽記号の「♮(ナチュラル)」が掛かっています。
この時点ですでに先生に心を掴まれていたかと思います・・・。
模型を見ながらプランの説明いただきました
模型とあわせて「図面(間取り図)」、そしてPCで「3Dイメージ」を見せていただきながら、プランの説明を受けました。
結果から言いますと、想像以上で大満足なプランでした。
こちらのシートでは、プランの補足説明がビッシリと書かれていました。
内容ももちろんですが、細部にわたり細かく検討していただいたことがわかり、感動しました。
【僕ら夫婦が感動した】一部プランをご紹介します
僕ら夫婦の要望で叶ったことを一部ご紹介したいと思います。
今回紹介するのは以下です。
★僕ら夫婦の要望で叶ったこと
- ① 玄関から土足のまま入れるシューズ&コートクロークが欲しい
- ② 玄関からパントリー・キッチンに直行できる導線が欲しい
- ③ 僕の趣味であるギターが弾きやすい空間が欲しい
- ④ 妻の仕事部屋(アトリエ)が欲しい
① 玄関から土足のまま入れるシューズ&コートクロークが欲しい
要望は以下の通りです。
- 外で使うもの(ベビーカーやアウトドアグッズ等)をそのまま収納したい
- 外で使うもの(ベビーカーやアウトドアグッズ等)を玄関近くに収納し、出し入れを容易に行いたい
- 外の空気(花粉など)が付いたコートを部屋に入れず収納したい
実際のプラン紹介
実際のプランがこちらです。
赤い部分が「玄関」、青い部分が「シューズクローク」です。
詳しく説明していきます。
シューズクローク入口は三角垂れ壁を採用
シューズクローク入口(下記黄色部分)は、「三角垂れ壁」を採用しました。
こんなやつです。(momonoki homeさんのInstagramより)
「三角垂れ壁」には、以下のような効果を狙ってます。
- 見た目がかわいい(最重要)
- 玄関からの奥行感を演出(玄関が広く感じる)
- 扉が無くても、収納部分の雑多さが目に付きにくい
もともと、「三角垂れ壁」には憧れがありました。
玄関から家に入った瞬間に、目に入るのはテンションが上がりそうです!
シューズクローク半分は、玄関ドマ続き
シューズクロークは半分「玄関タイル」、半分「フローリング」となっており、使用シーンが、靴を履いた状態か否かで分かれています。
「玄関タイル」部分…つまり靴を履いたままで使用する部分は、「可動棚(5段)」と「コート掛け」にしました。
悩んだのは、「コート掛け」の位置です。
せっかく設備を整えたのに、”面倒だから結果使わなくなる”というのはよく聞く話です。
それは避けたいと思いました。
そこで、帰宅した際の行動をシミレーションをしてみて「そのアクションを毎日やって面倒にならないか」という観点で考察してみました。
【シミュレーション①】「フローリング」部分にコート掛け
帰宅からリビングまでのアクション
「帰宅」⇒「①靴を脱ぐ」⇒「②コートを掛ける」⇒「③靴を履く」⇒「④靴を脱ぐ」⇒「リビングへ」という順です。
実際は「①靴を脱ぐ」のは結構大変なので、”手を伸ばしてコート掛けちゃうんだろうな”と思いました。
もしくは、「③靴を履く」の際に、容易に着脱できるサンダルを用意しておくという感じでしょうか。
全体的にやや面倒な印象です。
【シミュレーション②】「玄関タイル」部分にコート掛け
帰宅からリビングまでのアクション
「帰宅」⇒「①コートを掛ける」⇒「②靴を脱ぐ」⇒「リビングへ」という順です。
単純にアクションが少なく、”毎日続けても面倒にならない”のではないかと感じたため、2パターンを比較した結果、こちらを採用しました。
実際に使ってみると、想像とは違う感想もあるかと思いますので、追って記事にしたいと思います。
② 玄関からパントリー・キッチンに向かえる導線が欲しい
要望は以下の通りです。
- 買い物から帰った時、パントリー・キッチンに直行して荷物を収納したい
買い物帰り、大量の重い荷物があった時のことを考えて、パントリー・キッチンまでの導線はなるべく短くしたいものです。
実際のプラン紹介
実際のプランがこちらです。
「パントリー&キッチンへ向かうルート」と「リビングへ向かうルート」、2つルートを持った玄関を提案いただきました。
買い物から帰った時は、「パントリー」「キッチン」に直行して、荷物をパントリー・冷蔵庫に収納することができます。
便利そうで、使うのが楽しみです。
少し気になる点
少し気になっているのは、靴を脱ぐ場所が2箇所になることです。
パントリー・キッチンへ直行した後、リビングから外に出ようとすると「あ、靴が無い。」となるワケです。
対応として、容易に着脱できるサンダルを常において置き、サンダルを履いて靴を取りに行く、という感じになると思います。
「慣れ」だとは思いますが、このあたりは、実際に使ってみてどうかな…というところですね。
③ 僕の趣味であるギターが弾きやすい空間が欲しい
要望は以下の通りです。
- 「ギターが弾きたいな~」と思った時に”サッ”と弾ける空間が欲しい。
ポイントは、ただ弾けるだけではなく“サッ”と弾けるという点です。
ギターを弾ける空間があっても、生活していく上で面倒だなと思うと、ギターから疎遠になりがち。
何事も継続するには、”面倒だな”って感情をどれだけ取っ払えるかだと思うんですよね。
それが好きなことであったとしても。
実際のプラン紹介
実際のプランがこちらです。
・・・出ました。
「スタジオ」
先生からのシンプルなアンサー。
「スタジオ」が登場しました(笑)
この間取りを見た時は嬉しかったですね。
引きこもりたい(笑)
スタジオには吹き抜けに通じる窓
この窓を開けておくと、ギターや歌が「吹き抜け」から家全体に届くという仕組みです。
僕ら夫婦の希望で「マイホームは音楽が流れる空間にしたい」という思いがあったため、先生がこのプランを考えてくれました。
少し恥ずかしいですが・・・(笑)
ただ、窓があることでスタジオが解放的になるので、とても楽しみな空間です。
④ 妻の仕事部屋(アトリエ)が欲しい
要望は以下の通りです。
- 在宅ワーカーである妻の仕事部屋が欲しい
- プライベートと仕事のON/OFFを切り替えられるようにしたい
自宅だとON/OFFの切り替えが難しかったりしますので、仕事部屋が欲しいと要望を出しました。
実際のプラン紹介
そのままですが、仕事部屋(アトリエ)を提案いただきました。
造作で「作業テーブル」、仕事で使う書籍や道具を収納する「可動棚」を作ってもらうことにしました。
作業テーブルは幅1800mm×奥行600mm。
2名が作業しても十分なスペースです。
黄色部分についても元々「作業テーブル」を提案いただいていたのですが、会議用に丸テーブルを置いたりもしたいので、余白を持たせておきました。
今後細かく検討して、家具を購入しようと思っています。
(図面上では「可動棚」がありますが、こちらも無しにしてもらいました。)
今後は仕事部屋が重宝するかも?
現在も猛威を振るっている新型コロナウイルス。
緊急事態宣言を受けて、現在僕も在宅ワークで仕事をしてます。
「新しい生活様式」という言葉も出てきて、アフターコロナの世界では、元の生活環境に戻れなくなるのではないかとの意見を耳にします。
そうなると今後は妻だけでなく、僕も在宅ワークが中心になることは十分あり得る話です。
アフターコロナの世界では自宅に仕事部屋がマストになるかもしれませんね。
というわけで今回は以上です。
次回は、提案頂いたプランを持ち帰って夫婦で内容をチェックする「夫婦会議(プラン赤ペンチェック)」編をお届けします。